都立高校入試 【ESAT-J】スピーキングテスト対策【2026年最新版】
目次
都立高校入試スピーキングテスト【ESAT-J YEAR 3】対策【2026年最新版】
都立高校を目指す中学3年生にとって、今や避けて通れないのがESAT-J(都立高校入試スピーキングテスト)です。夏休みを前に、その中でも絶対に知っておいてもらいたいポイントをここにお知らせいたします。都立高校を目指す中3生は、B評価以上、できればA評価を目標にしたいところです。
この記事では、ESAT-Jで何に困るのか、なぜ重要なのか、いつ・どう対策すべきなのかを、保護者の方にも分かりやすく解説します。
この記事でわかること
この記事では、次の内容を解説します。
- ESAT-Jが都立高校入試でどのように使われるのか
- B評価以上、できればA評価を目指したい理由
- 周りがA評価の中でD評価になると何が困るのか
- 本番で怖い「沈黙」と「日本語フィラー」
- 夏休みから対策を始めるべき理由
- Jサポートでどのように対策しているか
- Part A〜Dの概要と、今後の詳しい対策記事について
ESAT-Jとは?
ESAT-Jは、東京都の中学生を対象に実施される英語スピーキングテストです。
中学3年生対象のESAT-J YEAR 3では、タブレットとヘッドセットを使い、英語を「話す力」を測定します。東京都教育委員会の特設ページでは、令和8年度のESAT-J YEAR 3について、7月2日申込開始、9月16日申込締切、11月22日本試験日、12月13日追・再試験日と案内されています。
これまでの英語学習では、読む・聞く・書くが中心になりがちでした。しかしESAT-Jでは、質問に答える、イラストを説明する、自分の意見を話すなど、実際に英語を口に出す力が問われます。
ただ、スピーキングテストといっても身構えることはなく、
×⇒ネイティブとの英会話
〇⇒簡単な口頭での英作文
と認識してもらえれば大丈夫です。
つまり、きちんとやり方さえ身に着ければ対策可能なテストであるという点は強調しておきたいと思います。
ESAT-JはPart A〜Dの4つのパートで出題される
ESAT-J YEAR 3は、Part AからPart Dまでの4つのパートで構成されています。
単に英文を声に出して読むだけではありません。
英語の質問に答える、場面に合った質問をする、イラストの内容を説明する、自分の意見を理由とともに話すなど、さまざまな形で「英語を使って伝える力」が問われます。
まずは、それぞれのパートで何をするのかを確認しておきましょう。
| パート | 主な出題内容 | 対策のポイント |
|---|---|---|
| Part A | 英文を声に出して読む音読問題 | 単語を一つずつ読むのではなく、意味のまとまり、強弱、語尾の上げ下げを意識する |
| Part B | 英語の質問に答える問題・場面に合った質問をする問題 | 難しい英文を作ろうとせず、短くてもすぐに反応する。沈黙しないことが大切 |
| Part C | 複数のイラストを見て、出来事の流れを英語で説明する問題 | 主語と動詞を明確にし、First、Then、After that、Finallyなどを使って順番に説明する |
| Part D | 与えられたテーマについて、自分の意見と理由を話すショートスピーチ | I think ~. Because ~.を基本形にして、意見・理由・具体例の順に話す |
東京都教育委員会からは、ESAT-J YEAR 3のサンプル問題や、各パートの解答例も公開されています。実際の問題を確認すると、パートごとに求められる話し方が大きく異なることが分かります。
例えば、Part Aでは、英文の内容を自分で考える必要はありません。その代わり、書かれている英文を相手に伝わるように読む力が必要です。
一方、Part B以降は、その場で英文を組み立てて話す力が求められます。
特にPart C・Dでは、頭の中で完璧な英文を作ろうとしているうちに、解答時間が終わってしまうことがあります。
ESAT-J対策で大切なのは、難しい表現を覚えることよりも、
- よく使う英文の型を身に付ける
- 制限時間内に話し終える練習をする
- 短い英文でも最後まで伝える
- 本番と同じ形式で声に出して練習する
という準備です。
それぞれのパートには、覚えておきたい英文の型や、失点を防ぐためのポイントがあります。今後の記事では、Part AからPart Dまで、実際の問題形式や解答例を交えながら詳しく解説していきます。
目標は「B評価以上、できればA評価」
ESAT-J対策で大切なのは、満点を目指して無理に難しい英語を話すことではありません。
まず大切なのは、ライバルに大きく差をつけられないことです。
ESAT-Jの評価は以下のように点数化されます。
| 評価 | 都立高校入試での点数 |
|---|---|
| A | 20点 |
| B | 16点 |
| C | 12点 |
| D | 8点 |
| E | 4点 |
| F | 0点 |
例えば、周りの受験生がA評価を取っている中で、自分だけD評価だった場合、12点分のビハインドを背負うことになります。
一方で、自分がB評価なら、A評価との差は4点です。もちろんA評価が理想ですが、B評価を確保できていれば、ダメージはかなり小さく抑えられます。
そのため、偏差値50以上の都立高校を目指す生徒は、
理想:A評価
最低ライン:B評価以上
避けたい状態:C以下、特にD以下
という意識で準備しておきたいところです。
ESAT-Jは「みんなが苦手なテスト」ではなくなっている
令和7年度ESAT-J YEAR 3の実施結果では、平均スコアは74.9点でした。また、A評価が47.2%、B評価が29.0%で、A・Bを合わせると76.2%になります。
つまり、ESAT-Jは「多くの生徒ができないテスト」ではありません。
むしろ、都立高校を目指す受験生の中では、B評価以上を取る生徒がかなり多くなっています。
だからこそ怖いのは、ESAT-Jで大きく差をつけることよりも、自分だけC・D評価になって悪い方に差がついてしまうことです。

日本語フィラーは使わない|Well…でつなぐ練習を
本番で焦ったとき、つい日本語で
「えーっと」「やべ」「なんだっけ」
と言ってしまう生徒がいます。
これは絶対に避けてください。
ESAT-Jの採点基準では、グレードなしの条件として「英語ではない、あるいは英語として通じない」「力を測るための十分な量の発話がない」ことが示されています。
もちろん、少し詰まったから即失点というわけではありません。ただし、日本語でつなぐ癖があると、英語で話し続ける流れが止まりやすくなります。
焦ったときは、日本語ではなく、
Well…
Let me see…
のような英語のつなぎ表現を使う練習をしておきましょう。
大切なのは、沈黙しないことです。
ESAT-Jは「間違えない英語」ではなく「伝わる英語」を評価する
ESAT-Jは、ネイティブのように完璧な英語を話せるかを競う試験ではありません。
東京都の資料では、ESAT-Jは次の3つの観点で評価すると示されています。
- コミュニケーションが達成できているか
- 言語使用は適切であったか
- 相手に伝わる音声で話せているか
さらに、誤りがあっても採点基準に従って「できていること」を評価すると説明されています。
つまり、文法ミスを怖がって黙るより、短い英文でも相手に伝えようとする方が大切です。
例えば、
What sport do you like?
と聞かれたとき、
I like soccer.
と言えれば、より完璧です。
ただ、何も言えずに黙るより、
Soccer.
と単語だけでも答える方がよいです。
実際の友人との会話のように、「何か伝えよう、コミュニケーションをとろう」とする姿勢も当然大切なのです。

以下、ESAT-J対策の最重要ポイントを改めてまとめます。
ポイント① 「2段階UP」=内申「1.8UP」と同等の価値あり!!
6段階(4点刻み)で評価されるスピーキングテストは、評価を「2段階」上げると「内申1.8ポイント」分のスコアアップに相当します(↓換算表参照)。きちんと対策をすれば、英語の内申を「3」から「4」に上げるのと同等かそれ以上のスコアアップが望めます。「定期テストでハイスコアが取れなかった…」と落ち込む生徒さんこそ、このスピーキング対策で挽回しましょう! Jサポートでもスピーキングの対策講座を夏休みに実施します。

ポイント② 無策で挑むには危険すぎる
スピーキングテストはきちんと対策すれば同じ志望校を目指すライバルよりも高いスコアが狙えます。一方で、ライバルよりも得点が低い場合、簡単に「差をつけられる」結果になってしまうのも事実です。簡単な志望校別の目標は以下の通りです。
■「内申オール3程度で狙える高校の場合(福生高校・日野高校など)」 ⇒【目標】16点 (ランクB)
■「内申オール4+5が2つ程度必要な高校の場合(昭和高校など)」⇒【目標】20点(ランクA)
■「自校作成校(立川高校など)」⇒【目標】確実に20点(ランクA)
試験本番で固まってしまい頭が真っ白、「全然力を発揮できなかった…」という事態を避けるためにも、あらかじめ出題傾向を知り、何らかの形で予行演習を行うことは必須といえます。

ESAT-J 得点推移 2026
ポイント③ 夏から準備しておかないと、対策時間が全然足りない!!
スピーキングテストの実施日は11/22(日)。これはなんと内申が決まる2学期期末テストの10日後という時期です。都立入試組の生徒さんは、11月半ばまでテスト対策に全集中してもらいますので、「期末が終わってから対策を始めればいいや」と考えていると、たった10日間でスピーキングの対策をすることになります…

おわりに
スピーキングテストESAT-Jはすでに複数年度実施され、問題形式や採点基準、過去の問題・解答例も東京都教育委員会から公開されています。まずは出題形式を知り、本番と同じ時間制限の中で声に出して練習することが重要です。(※出題内容は下記リンクをご確認ください)。内申を「3から4」「4から5」へと上げる大変さを考えると、スコアアップを狙うビッグチャンスです!
Jサポートのスピーキング対策講座では、テスト本番での「点の取り方」を対策します。出題パターンをみっちり練習し、テストへの“慣れ”と“対応力”を鍛えます。単語や文法などの“英語の基礎力”は日頃の個別授業で底上げしますので、この講座はあくまで“都立高校入試のスピーキングテスト”に特化した講座という位置づけになります。新設のテストに不安なことも多いかと思いますが、塾としてお力添えできることも少なからずございます。いつでもお気軽にご相談ください。
【資料1】スピーキングテスト出題例(2023年度入試-本試テスト)
【資料2】スピーキングテスト出題例(2023年度入試-予備日テスト)
